タブレット教材チャレンジタッチから紙に変えた理由|両方試してわかった学習効果【進研ゼミ小学講座】
こどもちゃれんじから継続して【進研ゼミ小学講座】を受講している我が家ですが、【進研ゼミ小学講座】も最初はタブレットのコースで始めました。
タブレット学習の便利さに期待して始めたものの、次第に「集中力が続かない」「学習が浅くなっている気がする」と感じるように…
そこで、思い切ってタブレットから紙教材に変更してみたところ、子供の学習態度や効果に大きな変化がありました。
この記事では、タブレットから紙教材に切り替えた理由と、その後実感した学習効果についてお話します。
タブレットと紙教材それぞれの特徴や、どちらが我が子に最適なのかを比較しながら、同じように悩んでいる保護者の方の参考になるような内容をお届けします。
進研ゼミ小学講座をタブレットから紙教材に変更した理由
【進研ゼミ小学講座】の学習スタイルは、タブレットを使ったデジタル学習が主流です。
便利さやインタラクティブ性が魅力的ですが、我が家では、タブレット学習をしばらく続けた後、思い切って紙教材に切り替えることにしました。
その理由は、子供の学習態度や集中力に大きな影響を与え、親としても心配する点が多かったからです。
ここでは、タブレット学習から紙教材に変更した経緯を紹介します。
紙教材へ変更した理由①タブレット学習の限界を感じた
進研ゼミのタブレット学習は、ゲーム感覚で学べます。
子供が楽しく学ぶことができる一方で、どうしても集中力が続かないという課題も感じていました。
特に、タブレットを使っていると、学習の途中で他のコンテンツに気を取られることが増え、結果的に学習時間が長引くこともありました。
最初は「学習の効率が上がる」と期待していましたが、実際には集中力が途切れやすく、学びの定着度にも疑問を感じ始めました。
加えて、目の疲れや姿勢の問題も気になる点でした。
紙教材へ変更した理由②サクサク学習を進められない
【進研ゼミ小学講座】のタブレット学習では、自動で採点をしてくれます。
正解した時にはコラショが褒めてくれたり、間違ったところは丁寧に解説してくれますが、その時間があることでサクサク進められませんでした。
せっかく丁寧に解説されても、面倒で飛ばしてしまうことも…
どんどん進めて行きたいタイプには、採点に時間を取られてしまうのはすごくもったいないです。
この手間が、結果的に「学ぶ時間」を圧迫することにもつながっていたと感じます。
紙教材へ変更した理由③学習環境の変化
こどもちゃれんじまでは、タブレットで楽しく学べる点はとても良かったですが、小学生になり、身につけていく学習としては不安になりました。
適当にタッチして正解になっている可能性もある…
また、タブレットを使って学習することで、親としてのサポートがしづらくなったという点も大きな理由の一つです。
タブレット学習の進捗を把握するためには、アプリの管理画面をチェックし、毎回進捗状況を確認する必要がありました。
子供がどこでつまずいているのか確認するのが難しいことが多く、効率的にサポートするのが困難でした。
管理画面から学習した時間や取り組んだ課題についてチェックできますが、どの点が苦手なのか分かりにくかったです。
タブレットから紙教材に変更したことで得られた効果
タブレット学習の限界を感じ、思い切って紙教材に切り替えたことで、いくつか効果が見えてきました。
さらに、
親としても、目の前で学習している姿をしっかり確認でき、サポートもしやすくなりました。
タブレットから紙教材に切り替えたことで、子供の学習効果にどのような変化があったのか。
具体的な効果をいくつかの視点から分析してみます。
紙教材に変更して得られた効果①子供の集中力が大きく向上
タブレット学習と比べて、紙教材の最大の効果は集中力の向上です。
紙の教材は視覚的に単純であるため、余計な刺激がなく、学習に集中しやすくなったのです。
タブレットでは、どうしても他のコンテンツに目が行きがちで、学習に集中できる時間が限られていました。
しかし、紙教材に切り替えると、視覚的にシンプルで余計な情報がないため、子供は長時間集中して学べるようになりました。
特に音や映像の刺激がないことが、子供の集中力を高めたと感じています。
紙教材に変更して得られた効果②学習内容の定着度が格段に良くなった
タブレット学習ではタッチペンで記入したり、タッチで回答するなど簡単な操作で学習できます。
簡単な操作ゆえ、筆圧や適当さが気になりました。
考えずに適当に解答しても正解になることもあり、正解不正解に囚われて、本当に身についているのか怪しくなってきました。
紙教材では、保護者が採点しない限り、正解不正解がわからないので、適当に答えることがなくなりました!
また、計算や文章の書き取り、漢字の練習など、手を使うことが効果的な分野では、紙教材のほうがより適していると感じました。
自分で手を動かして考えながら進めることで、記憶に残りやすくなり、学習内容の定着度が格段に良くなっています。
ペーパーレスでは得られない手書き学習の重要性を感じました!
紙教材に変更して得られた効果③親のサポートがしやすくなった
紙教材に切り替えることで、親としてのサポートも格段にしやすくなりました。
タブレットでは、子供が進行している内容をその場で把握するのが難しく、つまずいている部分に気づくのが遅れがちでした。
しかし、紙教材の場合、子どもが解いた問題や記入した部分を直接見ることができ、どこでつまずいているのかをすぐに理解できます。
そのため、適切なサポートを迅速に行えるようになりました。
採点の作業は面倒かもしれませんが、タブレット学習でも「ママ〜」と呼ばれることもあったので、我が家ではどちらでも負担は同じように感じました。
また、学習中に一緒に解説したり、質問に答えたりすることで、親子のコミュニケーションも増え、学習がより効果的になっていると感じています。
【タブレットと紙教材】それぞれのメリット・デメリット
タブレット教材と紙教材には、それぞれにメリット・デメリットがあります。
タブレット教材と紙教材を両方体験した我が家が感じたメリット・デメリットを紹介します。
タブレットのメリット:手軽さとインタラクティブな学び
タブレットを使った学習は、手軽に学べることが最大の魅力です。
インタラクティブな教材で、ゲーム感覚で学びながら進められるため、特に学習に対して抵抗を感じる子供にとっては非常に有効です。
さらに、タブレットならではの音声やアニメーションを使った解説が、子供にとって理解を深める手助けとなります。
特に英語や理科のような視覚的・聴覚的な要素が重要な教科では、タブレット学習が大きな効果を発揮する場合もあります。
こどもちゃれんじの頃は、遊び感覚で学べるタブレットのほうが効果があるかも…と思いました。
タブレットのデメリット:学習に集中できない
実際に周囲の保護者たちに話を聞いてみると、タブレット学習を採用している家庭も多く、その効果に満足している声も多く聞かれました。
子供が興味を持つコンテンツや、視覚的に楽しめる教材は、子どもの学習意欲を引き出すため、特に低学年の子どもたちには効果的だと感じている親も多いです。
一方で、やはり「集中力が続かない」「ゲームや他のアプリに気が取られてしまう」といった悩みも多く聞かれました。
うちの子の場合、遊びのコンテンツに目が行きがちだったので、紙教材に切り替えることで、学習の進め方や集中力が改善されたと感じています。
「子どもの学習習慣をどう作るか」という点が大きなポイントであり、タブレット教材が合う子ももちろんいると思います。
我が家では、タブレット教材も経験したうえで、最終的に紙教材のほうが子供の集中力や学習効果が高いことが分かりました。
タブレットのデメリット:自分のペースで進められない
タブレットだと以下の点が子供のやる気をなくしていました。
- タブレットを起動させてすぐ学習できない
- タブレットの充電が切れている
- 採点に時間が取られる
タブレットだと起動して、問題を解くところまでタッチで進めていくのですが、その間にもゲームなどが目に入り、なかなか辿りつかないことも多々ありました。
起動時に毎回イベントの宣伝のような画面が挟まるのも気になりました。
また、こちらの落ち度ではありますが、学習する気持ちになっている時に、タブレットの充電が切れていて、そのままやらないということも…
それから問題の採点に時間を取られるのもやる気を削ぐ原因のひとつでした。
一問一問採点するのではなく、その日の課題をまとめて採点する学習スタイルのほうが我が子には合っていました。
我が家の場合、紙教材に戻したことで、子供が「自分で学んでいる感覚」を持てるようになり、学習に対する自信がつきました。
それと同時に、毎日の学習が生活の一部となり、継続的に学習する習慣が身についたことが、最も大きな収穫でした。
毎月教材が届くおかげでやる気スイッチが入り、郵送で届けてくれる紙教材スタイルが我が子には効果的でした!
紙教材のメリット:集中力と手書きによる学習効果
紙教材の良さは、やはり「集中力の向上」と「手書きによる学習効果」です。
タブレットでは、他のコンテンツが表示されるため、どうしても気が散りがちですが、紙教材はそのような誘惑がないため、より集中して学習に取り組むことができます。
さらに、手を使って文字を書くことで、記憶が定着しやすくなり、考える力も養われます。
子供にとっては、紙で書くという行為が「学んでいる」という実感を与え、達成感や自己肯定感を高める効果もあります。
特に計算問題や漢字の書き取りでは、手書きがとても効果的だと感じました!
ひたすら書くだけでは子供も飽きてしまう懸念がありますが、紙教材でもおたのしみ教材があります。
こちらはタブレットほどお遊びコンテンツはなく、学習に特化しています。
特にチャレンジスタートナビでは、英語の紙教材と合わせながら使うことで発音や言い回しを耳で聞きながら学習できます。
タブレットじゃなきゃダメだと思っていた英語の学習。
紙教材でも問題なくカバーされていました!
紙教材のデメリット:採点する手間
答え合わせのために保護者が一緒に教材を見ながら、子供と解答のチェックをする必要があります。
採点をする時間を確保しなくてはいけないので、保護者の負担が増えるのはデメリットかもしれません。
ただ、学力や理解度を具体的に知ることができるため、解けている問題、間違っている問題から、得意分野や苦手分野が明確になります。
課題をきっかけに、学習内容について親子で話し合い、どうすれば解決できるのかを一緒に考えることで、子供も安心感を得られると思います。
保護者に採点されることで、学習に対する緊張感や真剣さも生まれ、適当にこなることがなくなりました!
【結論】タブレットから紙教材へ変えたことで効果が出た
タブレット学習から紙教材に切り替えた後、実際にその選択が正しかったのかを振り返ってみました。
多くの保護者がタブレット学習を採用している中で、紙教材を再び選ぶことに迷いもありましたが…
進研ゼミ小学講座をタブレットから紙教材に切り替えた結果、子供の学習効果は格段に向上しました。
我が家ではタブレットから紙教材へ変更して良かったと自信を持って言えます!
タブレット学習のデメリットばかり語ってしまいましたが、その便利さや魅力もあります。
最終的に重要なのは、子どもに合った学習スタイルを見つけることだと思います。
タブレット教材で効果が見られない場合は、紙教材へコースを変えることもひとつの手だと思います!